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月 ~優香~
第35章 電話 〜優香〜

「なんか、痴漢さんみたいなんですけど。。。」
「おっ?"痴漢さん"いいねェー。
今日は、痴漢さんしよう♩」
もしもーし。兄さん、かっこいい顔して、気持ち悪いんですけど。。。
「うん。いい!いい!優香のその嫌そうな顔、そそる!
さぁ、お兄さんに、可愛い下着、見せてご覧!」
「もう!ばかぁーーー。キモい…」
「だって、優香、実家に帰ったら、昔の男に会うんでしょー?
浮気されたら困るもん!
今のうちに、「健一じゃなきゃダメー!」って、
身体も、心も、骨抜きにしとかなきゃー」
「はぁー?
だから、浮気しないって!
だいたい、島崎君、同窓会に来るかもわかんないし、
振られたの私だし。。。」
あっ!
私は、思わず、自分の口を手で塞いだ。
………一瞬の間があって、健一が、不機嫌そうな声で、言い捨てた。
「ふぅーん。島崎君って言うんだ?優香の最初の男!」
健一から、冷たい視線を送られ、
思わず、名前を口走ってしまったコトを、後悔した。
「おっ?"痴漢さん"いいねェー。
今日は、痴漢さんしよう♩」
もしもーし。兄さん、かっこいい顔して、気持ち悪いんですけど。。。
「うん。いい!いい!優香のその嫌そうな顔、そそる!
さぁ、お兄さんに、可愛い下着、見せてご覧!」
「もう!ばかぁーーー。キモい…」
「だって、優香、実家に帰ったら、昔の男に会うんでしょー?
浮気されたら困るもん!
今のうちに、「健一じゃなきゃダメー!」って、
身体も、心も、骨抜きにしとかなきゃー」
「はぁー?
だから、浮気しないって!
だいたい、島崎君、同窓会に来るかもわかんないし、
振られたの私だし。。。」
あっ!
私は、思わず、自分の口を手で塞いだ。
………一瞬の間があって、健一が、不機嫌そうな声で、言い捨てた。
「ふぅーん。島崎君って言うんだ?優香の最初の男!」
健一から、冷たい視線を送られ、
思わず、名前を口走ってしまったコトを、後悔した。

