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写性 …SHASEI…
第11章 柊
冬場は風邪から喘息を引き起こしやすいので用心したが、それでも発作を起こしてしまう。
また、寝室で過ごす生活になる。
それでも、最初よりは看病も慣れてきた。
「お、とぅさま…
おとうさまが…コロの世話をして…
コロが、病気になっちゃう。」
そんなのいいから、沙絵が大事だから…と、つい言いそうになる。
が、沙絵は、パソコンの中のコロを本当に大事にしている。
ただ育てるだけじゃなく、散歩したり、可愛がったり、話しかけ、ペットを飼うことを疑似体験しているのだ。
「わかったよ、本当は沙絵がお世話したいんだろうから、代わりに僕がお世話するよ。
だから沙絵はしっかり寝て、頑張ってご飯食べて、早く良くならなきゃね。」
「う…ん…ちゃんと、守るよ…お父様…ありがとう…」
沙絵は目を瞑ってしばらくすると眠りについた。
沙絵の寝顔を見ながらパソコンを立ち上げて、普段沙絵がしているお世話をした。
良かった。賢い沙絵が、造り物の世界に興味を示さないのでは、
自分より弱い存在に手間をかけたがらないのでは、
色々気になりながらも、用意したプレゼントに、沙絵の心が成長していることに嬉しくなった。
また、寝室で過ごす生活になる。
それでも、最初よりは看病も慣れてきた。
「お、とぅさま…
おとうさまが…コロの世話をして…
コロが、病気になっちゃう。」
そんなのいいから、沙絵が大事だから…と、つい言いそうになる。
が、沙絵は、パソコンの中のコロを本当に大事にしている。
ただ育てるだけじゃなく、散歩したり、可愛がったり、話しかけ、ペットを飼うことを疑似体験しているのだ。
「わかったよ、本当は沙絵がお世話したいんだろうから、代わりに僕がお世話するよ。
だから沙絵はしっかり寝て、頑張ってご飯食べて、早く良くならなきゃね。」
「う…ん…ちゃんと、守るよ…お父様…ありがとう…」
沙絵は目を瞑ってしばらくすると眠りについた。
沙絵の寝顔を見ながらパソコンを立ち上げて、普段沙絵がしているお世話をした。
良かった。賢い沙絵が、造り物の世界に興味を示さないのでは、
自分より弱い存在に手間をかけたがらないのでは、
色々気になりながらも、用意したプレゼントに、沙絵の心が成長していることに嬉しくなった。