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写性 …SHASEI…
第14章 金木犀 キンモクセイ
寝室に導かれる。
「お父様は、お母様にあの本みたいなことはしたの?」
「いや…」
「じゃあ、私にして、私を愛しているなら…」
沙絵は代わり番こと言ってから、僕の番がないから気にしていたようだ。
「お母様にしたことないことを私にして愛してると言って…」
沙絵との体の関係は、もちろん愛から出ているが、それ以上に、沙絵の尊厳を認めるための必要不可欠なものとなっていた。
沙絵はするりと着物を落とし、帯を僕に渡してきた。その仕草は完全に女の妖艶さを備えていた。
「私を縛って、お父様の好きなように愛して…」
被虐性をもたない沙絵が、敢えてそれを受け入れる。
すでに凌辱を受けているに等しい。
僕を見上げる揺らめく瞳に完全に囚われた。
「本当にいいんだね。」
「う…ん…、お願いします…」
意志の確認というより、さらに羞恥を煽る。
もうプレイは始まっていた。
サディストはマゾヒズムの感性を理解できる。喜ぶ加減を掴みながら加虐する。
つまりは、サディストはマゾヒズムを演じることができるのだ。
自分が喜ぶ反応を考えればよいのだから…
沙絵にもその能力はあるようだ。
ゾクリとさせる返事をしてくる。
「お父様は、お母様にあの本みたいなことはしたの?」
「いや…」
「じゃあ、私にして、私を愛しているなら…」
沙絵は代わり番こと言ってから、僕の番がないから気にしていたようだ。
「お母様にしたことないことを私にして愛してると言って…」
沙絵との体の関係は、もちろん愛から出ているが、それ以上に、沙絵の尊厳を認めるための必要不可欠なものとなっていた。
沙絵はするりと着物を落とし、帯を僕に渡してきた。その仕草は完全に女の妖艶さを備えていた。
「私を縛って、お父様の好きなように愛して…」
被虐性をもたない沙絵が、敢えてそれを受け入れる。
すでに凌辱を受けているに等しい。
僕を見上げる揺らめく瞳に完全に囚われた。
「本当にいいんだね。」
「う…ん…、お願いします…」
意志の確認というより、さらに羞恥を煽る。
もうプレイは始まっていた。
サディストはマゾヒズムの感性を理解できる。喜ぶ加減を掴みながら加虐する。
つまりは、サディストはマゾヒズムを演じることができるのだ。
自分が喜ぶ反応を考えればよいのだから…
沙絵にもその能力はあるようだ。
ゾクリとさせる返事をしてくる。