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写性 …SHASEI…
第15章 沈丁花
12月に入り、またリースの準備をする。ツリーの飾り付けもした。
私は誕生日よりもクリスマスの方が純粋に楽しめた。今年のオーナメントは天使だ。
可愛らしいポーズの天使が数字を抱えている。
去年のクマもつけて、天使もつけていく。
「お父様、ツリーはそのうち飾りだらけになっちゃうわね。」
「賑やかでいいんじゃない?」
「でも、飾るの大変になるよ。」
「あはは、そうだね。」
お父様が楽しそうに笑う。やっぱりクリスマスの方が好き。
天使たちが、毎日増えていくのが楽しかった。
「お父様、またツリーのところにサンタクロースのプレゼントがあったわ。」
私は起きないお父様を置いてプレゼントを見つけ寝室に戻ってきた。
「今年は何だろうね。沙絵、早く開けてみて?」
お父様が起き上がって布団をよけて場所を作ってくれた。
私は床に跪き、ベッドをテーブル代わりに包みを開けていく。
「小さいけど重いの。なにかしら?」
サンタクロースが私の欲しいものを用意してくれているか、不安になる。
とはいっても、何がいいかと言われて思い付くものはないのだけど…
「ああっ…これって…
お父様、すごいよ、すっかり忘れてたのに…」
私は誕生日よりもクリスマスの方が純粋に楽しめた。今年のオーナメントは天使だ。
可愛らしいポーズの天使が数字を抱えている。
去年のクマもつけて、天使もつけていく。
「お父様、ツリーはそのうち飾りだらけになっちゃうわね。」
「賑やかでいいんじゃない?」
「でも、飾るの大変になるよ。」
「あはは、そうだね。」
お父様が楽しそうに笑う。やっぱりクリスマスの方が好き。
天使たちが、毎日増えていくのが楽しかった。
「お父様、またツリーのところにサンタクロースのプレゼントがあったわ。」
私は起きないお父様を置いてプレゼントを見つけ寝室に戻ってきた。
「今年は何だろうね。沙絵、早く開けてみて?」
お父様が起き上がって布団をよけて場所を作ってくれた。
私は床に跪き、ベッドをテーブル代わりに包みを開けていく。
「小さいけど重いの。なにかしら?」
サンタクロースが私の欲しいものを用意してくれているか、不安になる。
とはいっても、何がいいかと言われて思い付くものはないのだけど…
「ああっ…これって…
お父様、すごいよ、すっかり忘れてたのに…」