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写性 …SHASEI…
第17章 慶び
やっと何かが触れただけで自身が震え、快感が体中に走った。

パタン…

「沙絵?」

部屋から沙絵が居なくなる。

パタン…

しばらくして戻ってきたが何をしていたのか全くわからない。

ふぁあ…っくっ…

柔らかい羽根と硬い羽根で同時に自身を撫でられる。見えない突然の感触に翻弄されていく。

沙絵は何も喋らない。音のない暗闇の世界で快感を感受する機能だけが高まっていった。

ぅう…くぅ…

自分の漏らす声だけが響き、羞恥を煽る。情けないほどに反応する姿を沙絵には見られているのだ。



お父様に新しい部屋を教えられる。
そこには色んな道具が置かれていた。

壁にバントが取り付けられている。ああ、ここは、お父様と愛する時の部屋なんだ。

私が使いたいと言ったけど先にお父様が使うという。目隠しされて色んなもので体をまさぐられる。

普段よりとても強い刺激にすぐに気持ち良くなってしまった。

今度は私が使う番、お父様に目隠しをして手足をバントで締めた。

この部屋の道具をどう使うか、考えるとワクワクした。

絵に使う筆もあり私はそれを濡らしてきた。

部屋に戻るとお父様が不安そうにしていたので、ズクリとなった。
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