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写性 …SHASEI…
第26章 覚醒
「お…おとぅ…さま…お腹が空いた。」

「お粥を作るから待っててもらえる?
まずはお水を飲もうね。」

「う…ん…」

体を起こしてコップにストローを差して飲ませる。
熱で朦朧としていてはっきりしていなかった。

横にさせ落ち着くのを待ってキッチンにいく。

卵粥を作って持っていった。

「沙絵、お待たせ。起きて食べようか。」

「う…ん…」

引き取る前に患った発作を思い出す。熱でうなされて僕のプリンを食べたいと言った沙絵。

僕はあの時のお祖父様のように嫌われてしまわないだろうか…

「自分で食べれる?」

「食べさせて…」

冷ましながら口に運ぶ。ゆっくりとだが食べてくれた。

「プリンを作ったんだけど…」

「食べたい…お父様のプリン…食べたい…」

あの時の再現のようだ。そう、もう一度最初からやり直そう。

僕はプリンを取ってきて食べさせた。

「薬を飲んで着替えようか、」

「うん…」

幼児返りしてしまったように見える沙絵。

薬を飲んで落ち着くと、また眠りについてしまった。

チェストでうとうとしながら看病をする。

体に治そうとする力がないのか、薬が切れるとまた熱が上がる。
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