この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第29章 水仙
沙絵を強く抱き締めてやると、安心したのか、モゾモゾと擦り寄るのが治まり、力が抜けて眠りについたようだった。


ぐっすり眠りについたのを確認してベッドから出た。アトリエに向かう。
いずみに会いたかったのだ。

絵を見て思い出して自己処理するなど虚しいことだが、反応してしまった自身を納めるしかない。

アトリエのカーテンを開けた。

そこにいる貴女の絵を見るとその時の貴女の温もり、息づかいまで鮮明に思い起こされた。

戻ってきて欲しい…
いずみ…

毎日思う。毎日衣装部屋の着物を整え、洗濯して綺麗なものを掛ける。

貴女がここを去ってから半年近く、貴女を忘れたことなどなかったのだ。


貴女が今、何を思っているのか…

僕のことなど忘れてしまったのか…

半年にもならない貴女との時間は、僕のすべてを変えてしまったのだ。

会いたい。

でも、僕から貴女の生活空間を脅かすことは出来ない。

ただ待つしかなかったのだ。

/841ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ