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写性 …SHASEI…
第30章 入学
会議室から始業式の様子が見えたが、最初、出てきた沙絵を見つけたが、整列すると後ろの方でわからなくなってしまった。
式が終わってからも見つけられずにいた。
沙絵は大丈夫だろうか。
コンコン…
沙絵だ。急いでドアをあけると沙絵でなく男の子が立っていた。
この子…
彼はハキハキと話して沙絵を家まで送りたいという。
「しょう君、遠回りになっても大丈夫なの?」
「はい、家を知っていた方が何かあった時いいかと思って…」
「沙絵、いいのかな?」
「うん。Shouは色々助けてくれるから、知っていてもらった方がいいかも…」
「じゃあ一緒に帰ろうか。しょう君よろしくね。」
「は、はい、こちらこそ。」
照れて赤くなる少年は可愛いかった。沙絵がスクールの初日の印象で苦手意識を持っていると思ったが、教室で何があったのか、助けてもらったとは。
「知り合いがいて良かったね。沙絵。」
「知り合いじゃなくて友達だよ。ね、Shou。」
「あ、ああ…」
ますます顔が赤くなる少年。
「でもね。付き合ってはいないから、ただの友達よ。私が好きなのは、ピーター先生とお父様だけだから…」
「う、ううっ」
少年の寂しそうな顔にかわいそうになる。
式が終わってからも見つけられずにいた。
沙絵は大丈夫だろうか。
コンコン…
沙絵だ。急いでドアをあけると沙絵でなく男の子が立っていた。
この子…
彼はハキハキと話して沙絵を家まで送りたいという。
「しょう君、遠回りになっても大丈夫なの?」
「はい、家を知っていた方が何かあった時いいかと思って…」
「沙絵、いいのかな?」
「うん。Shouは色々助けてくれるから、知っていてもらった方がいいかも…」
「じゃあ一緒に帰ろうか。しょう君よろしくね。」
「は、はい、こちらこそ。」
照れて赤くなる少年は可愛いかった。沙絵がスクールの初日の印象で苦手意識を持っていると思ったが、教室で何があったのか、助けてもらったとは。
「知り合いがいて良かったね。沙絵。」
「知り合いじゃなくて友達だよ。ね、Shou。」
「あ、ああ…」
ますます顔が赤くなる少年。
「でもね。付き合ってはいないから、ただの友達よ。私が好きなのは、ピーター先生とお父様だけだから…」
「う、ううっ」
少年の寂しそうな顔にかわいそうになる。