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写性 …SHASEI…
第30章 入学
しょう君が少し残念そうなのに沙絵は気づかない。

やはり二人きりの生活が長かったから、色んな相手の様子を窺うのは難しいんだろうか。

かなり沙絵を気に入ってるしょう君の気持ちを汲んでやりたいところだが、沙絵が自分で気づいた方がいいのだ。

あえて黙っていることにした。


「Shou、私の家はここよ。」

「え…沙絵んち忍者屋敷だったんだ。」

「忍者屋敷?」

「いや、あの…高い黒塀に囲まれてて、誰が住んでるのかも知られてないから、皆、そう呼んでるんだけど…

沙絵んちだったんだ。」

「私、忍者じゃないわよ。」

「あ…うん…ごめん。」

「何が?」

「いや…別に…

沙絵、ここに一番近い公園知ってる?」

「お父様、あの公園かしら?」

「たぶんそうだね。」

「原っぱとブランコのあるところでしょう?」

「ああ、原っぱの真ん中に大きな木が一本だけ生えてるところ。」

「わかるわ。」

「そこで、この辺のやつら遊んでるから、良かったら沙絵も来いよ。」

「うん…元気があったらね。」

「やっぱり疲れた?」

「うん…」

「無理しなくていいからな。じゃあ明日は正門のところで待ってるからな。」

「うん…またね。ありがとう。」

「いや…また明日…」
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