この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第33章 花園
「沙絵、おはよう。」

「あ、翔…」

月曜日の朝、お父様は心配して門の外まで送る。

そこに翔が来たのだ。

「沙絵この時間なの?」

「うん。」

「じゃあ、毎朝寄っていい?」

「うん。」

ブレザーにネクタイ姿のしょう君も大人びて見える。

「では、いってきます。」

彼がいれば安心、沙絵が緊張しないようにエスコートしてくれるだろう。二人が見えなくなるまで見送った。


翔とたわいもない話をしながら電車に乗る。通勤時間帯の電車が混んでいるのに驚いた。

「沙絵、こっち。」

翔が戸袋の脇に呼んでくれた。

「はぁ…電車混んでるんだね。びっくりした。」

「沙絵、そんなんで大丈夫かよ。」

「う、うん。」

「まぁ、沙絵の方が先に降りるから安心だな。」

「へ…翔はどのくらい乗るの?」

「沙絵より2つ先。」

「そうなんだ。」

「今日何時に終わるの?」

「11:30」

「じゃあ、ホームの椅子のところで待っててよ。」

「え…いいよ。」

「俺が一人じゃ嫌だから、一緒に帰ろうぜ。」

「う…うん、わかった。翔は授業、今日が初めて?」

「そうだよ。何で?」

「電車に乗るのも慣れてるから。」

「ああ、サッカーチームで試合だと、いろんなところで集合してたからね。」
/841ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ