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写性 …SHASEI…
第33章 花園
「沙絵、おはよう。」
「あ、翔…」
月曜日の朝、お父様は心配して門の外まで送る。
そこに翔が来たのだ。
「沙絵この時間なの?」
「うん。」
「じゃあ、毎朝寄っていい?」
「うん。」
ブレザーにネクタイ姿のしょう君も大人びて見える。
「では、いってきます。」
彼がいれば安心、沙絵が緊張しないようにエスコートしてくれるだろう。二人が見えなくなるまで見送った。
翔とたわいもない話をしながら電車に乗る。通勤時間帯の電車が混んでいるのに驚いた。
「沙絵、こっち。」
翔が戸袋の脇に呼んでくれた。
「はぁ…電車混んでるんだね。びっくりした。」
「沙絵、そんなんで大丈夫かよ。」
「う、うん。」
「まぁ、沙絵の方が先に降りるから安心だな。」
「へ…翔はどのくらい乗るの?」
「沙絵より2つ先。」
「そうなんだ。」
「今日何時に終わるの?」
「11:30」
「じゃあ、ホームの椅子のところで待っててよ。」
「え…いいよ。」
「俺が一人じゃ嫌だから、一緒に帰ろうぜ。」
「う…うん、わかった。翔は授業、今日が初めて?」
「そうだよ。何で?」
「電車に乗るのも慣れてるから。」
「ああ、サッカーチームで試合だと、いろんなところで集合してたからね。」
「あ、翔…」
月曜日の朝、お父様は心配して門の外まで送る。
そこに翔が来たのだ。
「沙絵この時間なの?」
「うん。」
「じゃあ、毎朝寄っていい?」
「うん。」
ブレザーにネクタイ姿のしょう君も大人びて見える。
「では、いってきます。」
彼がいれば安心、沙絵が緊張しないようにエスコートしてくれるだろう。二人が見えなくなるまで見送った。
翔とたわいもない話をしながら電車に乗る。通勤時間帯の電車が混んでいるのに驚いた。
「沙絵、こっち。」
翔が戸袋の脇に呼んでくれた。
「はぁ…電車混んでるんだね。びっくりした。」
「沙絵、そんなんで大丈夫かよ。」
「う、うん。」
「まぁ、沙絵の方が先に降りるから安心だな。」
「へ…翔はどのくらい乗るの?」
「沙絵より2つ先。」
「そうなんだ。」
「今日何時に終わるの?」
「11:30」
「じゃあ、ホームの椅子のところで待っててよ。」
「え…いいよ。」
「俺が一人じゃ嫌だから、一緒に帰ろうぜ。」
「う…うん、わかった。翔は授業、今日が初めて?」
「そうだよ。何で?」
「電車に乗るのも慣れてるから。」
「ああ、サッカーチームで試合だと、いろんなところで集合してたからね。」