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写性 …SHASEI…
第36章 別れ
どんな写真を撮るカメラマンになるか。
日常に終われて、ただ好きで撮っているだけだった私は、翔の言葉で気づかされたのだ。
高校でも写真部に入る。
卒業した先輩たちが熱心だったこともあるが、
顧問の先生も熱心で、部室にはコンクールの賞状が飾られていた。
先生は撮るコツや現像の技術的なアドバイスをしてくれる。
私は入部して早々に先生に相談した。
カメラマンになることについて…
そして、ストレートに返事をしてくれた。
「わからない。僕たちは進学のアドバイスしかしていないから…
でも、一緒に考えることは出来るよ。」
こうして、結局はネットの情報を元に手探り状態だった。
ただ、まずわかったのは、もっと専門に学ぶための学校はあるということだった。
それ以外の方法が見つからない時はそこに進学する。そして、まずはコンクールに出展することを目先の目標にした。
新聞社が主宰するコンクールがある。
「学生の主張」がテーマで、その範疇にある写真なら何でもよく、タイトルに主張するもののネーミングをする。
今まで、心動かされる瞬間を捕らえることが先だったので、どう進めたらよいのか悩んでいた。
日常に終われて、ただ好きで撮っているだけだった私は、翔の言葉で気づかされたのだ。
高校でも写真部に入る。
卒業した先輩たちが熱心だったこともあるが、
顧問の先生も熱心で、部室にはコンクールの賞状が飾られていた。
先生は撮るコツや現像の技術的なアドバイスをしてくれる。
私は入部して早々に先生に相談した。
カメラマンになることについて…
そして、ストレートに返事をしてくれた。
「わからない。僕たちは進学のアドバイスしかしていないから…
でも、一緒に考えることは出来るよ。」
こうして、結局はネットの情報を元に手探り状態だった。
ただ、まずわかったのは、もっと専門に学ぶための学校はあるということだった。
それ以外の方法が見つからない時はそこに進学する。そして、まずはコンクールに出展することを目先の目標にした。
新聞社が主宰するコンクールがある。
「学生の主張」がテーマで、その範疇にある写真なら何でもよく、タイトルに主張するもののネーミングをする。
今まで、心動かされる瞬間を捕らえることが先だったので、どう進めたらよいのか悩んでいた。