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写性 …SHASEI…
第37章 思わぬ障害
「「「「「「部長、副部長」」」」」」
暗室から出てきた二人に私達は驚いた。
「鍵が開いてるってことは私がいるからだと気づかないなんて。」
「これは部を上げてのイベントよ。面白いところは自分でチェックしなきゃね。」
「「「「「あ、はい」」」」」
その後は皆の思惑通りに事が進んでいき、私の作品はコンクールへの出展が決まった。
別に1作品に絞る必要性はないのではという声も多方から上がったが、2位だった部長は、受験に差し控えるからと辞退した。
それよりも、職員会議で熱弁した顧問との、貴重な時間を減らしたくないというのが本音ではないかと、私は密かに思っていた。
コンクールは審査員による評定が決まり受賞発表と同時に新聞に掲載、合わせて写真展の開催という段取りになっていた。
受賞など到底無理だと思うが、全作品に評定コメントがもらえる。
今後の方向性も含め、その評定を知るだけでも十分だと思った。
発表までの間、私は花の写真ばかり撮っていた。
暗室から出てきた二人に私達は驚いた。
「鍵が開いてるってことは私がいるからだと気づかないなんて。」
「これは部を上げてのイベントよ。面白いところは自分でチェックしなきゃね。」
「「「「「あ、はい」」」」」
その後は皆の思惑通りに事が進んでいき、私の作品はコンクールへの出展が決まった。
別に1作品に絞る必要性はないのではという声も多方から上がったが、2位だった部長は、受験に差し控えるからと辞退した。
それよりも、職員会議で熱弁した顧問との、貴重な時間を減らしたくないというのが本音ではないかと、私は密かに思っていた。
コンクールは審査員による評定が決まり受賞発表と同時に新聞に掲載、合わせて写真展の開催という段取りになっていた。
受賞など到底無理だと思うが、全作品に評定コメントがもらえる。
今後の方向性も含め、その評定を知るだけでも十分だと思った。
発表までの間、私は花の写真ばかり撮っていた。