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写性 …SHASEI…
第37章 思わぬ障害
「生まれた?」
「卵が先か、鶏が先かってこと、テーマを決めて素材選びをしたのかね?」
「卵が先でしょうか…
主張を何にするかと悩んでいて、仲間から普段なら写真を撮ってると指摘され、沢山写真を撮りました。
それでも気に入ったものがなく、気も重く、何で学校に向かうんだろうと思いながら通学してて、そびえたつ校舎が脅威に見え、
そこに学生が吸い込まれていくように見えたんです。」
「何でしゃがんで撮ったのかね?」
「何となく、そしてしゃがんだら、もっと脅威に見えて、学生は無力に見えたので思わずシャッターを切りました。」
「君は将来について考えている?」
「カメラマンになりたいと思ってますが、手段がわからず。」
「君はこれからもコンクールに応募する?」
「カメラマンになるための手段とならないなら、応募しません。」
「何故?」
「好きなものを撮りたいからです。」
「素晴らしい。だから最優秀作品賞なんだよ。
しかし、カメラマンになるのは難しいよ。
撮りたいものばかり撮っているのじゃ仕事にならないからね。
君が、皆がみたいと思う写真を撮り続けられるなら、写真集や個展をだすような、画家的な写真家になるといい。
しかし食べていける保証はないがね。」
「卵が先か、鶏が先かってこと、テーマを決めて素材選びをしたのかね?」
「卵が先でしょうか…
主張を何にするかと悩んでいて、仲間から普段なら写真を撮ってると指摘され、沢山写真を撮りました。
それでも気に入ったものがなく、気も重く、何で学校に向かうんだろうと思いながら通学してて、そびえたつ校舎が脅威に見え、
そこに学生が吸い込まれていくように見えたんです。」
「何でしゃがんで撮ったのかね?」
「何となく、そしてしゃがんだら、もっと脅威に見えて、学生は無力に見えたので思わずシャッターを切りました。」
「君は将来について考えている?」
「カメラマンになりたいと思ってますが、手段がわからず。」
「君はこれからもコンクールに応募する?」
「カメラマンになるための手段とならないなら、応募しません。」
「何故?」
「好きなものを撮りたいからです。」
「素晴らしい。だから最優秀作品賞なんだよ。
しかし、カメラマンになるのは難しいよ。
撮りたいものばかり撮っているのじゃ仕事にならないからね。
君が、皆がみたいと思う写真を撮り続けられるなら、写真集や個展をだすような、画家的な写真家になるといい。
しかし食べていける保証はないがね。」