この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第39章 桜
お父様は絵の道具を片付け、テーブルをどけたり、ソファーを動かしたりしている。
私のやりたいこと、お父様がしたいこと、それが一致していると実感できた。


「奴隷の奴隷は、奴隷だと…
ワタシは先生と沙絵さんの欲を満たす奴隷になれと…」

私の心が憎しみ一色に染められていく。沸き上がるこの苛立ちを抑えられなかった。

「あら、ちゃんと覚えているじゃない。
お父様と同じことを訊くわ。
貴女、あの絵を見て、昔話をしに来たの?」

「いいえ。」

「相交えない薔薇と百合、それが、お父様と私だとわかってて来たんでしょう?」

「は、はい…」

縄がギチギチと鳴る。

やはりいずみさんは絵の真意を掴み取っている。

お父様わかって、私がしたいのはあの日からのやり直し。
それをお父様が汲み取ってくれていると信じる。

「それで、お父様の相手は自分しかいないとか思い上がってるわけ?」

「沙絵、少し待ってくれよ。僕はね。いずみの体がこの絵のようになっているのか、縄酔いする前に見たいんだよ。」

お父様の逸る気持ちもわかった。

先生…

お父様がいずみさんの着物の裾を捲り、背中の縄に挟む。

「ああ、綺麗な脚だ。そそられるよ。」

ひゃあぁ…

/841ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ