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写性 …SHASEI…
第39章 桜
「だから、駄目なのよ。
美しいと思った瞬間にシャッターを切らなきゃ、間に合わないのよ。」
「今、いずみは逃げやしないよ?
ちゃんと断れるだろう。」
「もう感性と媒体の違いよね。この件に関しては一生お父様とはわかり合えないわ。」
グイッ…
っう…
私達の話を聞き入るいずみさんの背中の縄を引き、膝立ちにさせる。
「いずみさん、頭の上で腕を組んで…
手で両方の肘を掴む感じ…
そう、それでいいわ。
写真撮るわよ。
奴隷なんだから、許可は待たないけど。」
カシャッ…カシャッ…
美しい後ろ姿を撮った。
「沙絵。」
お父様は怒っているが私は怯まない。
「大丈夫よ。
いずみさん、わかったかしら?
私、カメラマンを目指してるの。
貴女の許可なしに外に出したりしないわ。
いいわよね。」
「どうぞ、構いません。」
「ほら、許可を得たわ。これでいいんでしょう?お父様。」
お父様は渋い顔をした。
「いずみさん、明日には写真出来上がるわ。
お父様以外の人間を撮ったの初めてなの。
私の作品見に来てね。」
美しいと思った瞬間にシャッターを切らなきゃ、間に合わないのよ。」
「今、いずみは逃げやしないよ?
ちゃんと断れるだろう。」
「もう感性と媒体の違いよね。この件に関しては一生お父様とはわかり合えないわ。」
グイッ…
っう…
私達の話を聞き入るいずみさんの背中の縄を引き、膝立ちにさせる。
「いずみさん、頭の上で腕を組んで…
手で両方の肘を掴む感じ…
そう、それでいいわ。
写真撮るわよ。
奴隷なんだから、許可は待たないけど。」
カシャッ…カシャッ…
美しい後ろ姿を撮った。
「沙絵。」
お父様は怒っているが私は怯まない。
「大丈夫よ。
いずみさん、わかったかしら?
私、カメラマンを目指してるの。
貴女の許可なしに外に出したりしないわ。
いいわよね。」
「どうぞ、構いません。」
「ほら、許可を得たわ。これでいいんでしょう?お父様。」
お父様は渋い顔をした。
「いずみさん、明日には写真出来上がるわ。
お父様以外の人間を撮ったの初めてなの。
私の作品見に来てね。」