この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第40章 薔薇の絵
うっ…
「綺麗になったところを見せて差し上げなさいよ。」
グイグイとリードを引き、鎖がガチャガチャと鳴る。
「沙絵、乱暴はいけないよ。」
「だって、この犬言うこと聞かないんだもの。」
「だからと言って乱暴してはいけない。
どうして言うことを聞かなければならないのか、教えて躾なければ、ペットは飼えないんだよ。」
いずみを傷つけたくなくて沙絵の会話に集中した。
「うーん、いずみさん。
お父様のお仕事を邪魔しちゃいけないわ。
早く言われた姿勢になりなさい。」
いずみさんが足を開き上体を起こし、手を胸の脇でだらんとさせ、やっと命令通りにする。
「ほら、ご主人に剃毛されたんですって、隠すべきところが丸見えって、本当に犬みたいよ。」
赤くなるいずみさんに満足した。
お父様も筆を止めて、いずみさんをじろじろと見る。今日もまた楽しめそうだ。
沙絵に言われていずみを見ると、ご主人に剃毛されたというのは本当だった。
やはり、僕たちの関係に勘づいて鋭い嗅覚が働くのだろう。
見た目にわかる痣はないが酷いことをされていないか心配だ。
ここでも家でも酷い仕打ちを受けたら参ってしまうのではないか。
「綺麗になったところを見せて差し上げなさいよ。」
グイグイとリードを引き、鎖がガチャガチャと鳴る。
「沙絵、乱暴はいけないよ。」
「だって、この犬言うこと聞かないんだもの。」
「だからと言って乱暴してはいけない。
どうして言うことを聞かなければならないのか、教えて躾なければ、ペットは飼えないんだよ。」
いずみを傷つけたくなくて沙絵の会話に集中した。
「うーん、いずみさん。
お父様のお仕事を邪魔しちゃいけないわ。
早く言われた姿勢になりなさい。」
いずみさんが足を開き上体を起こし、手を胸の脇でだらんとさせ、やっと命令通りにする。
「ほら、ご主人に剃毛されたんですって、隠すべきところが丸見えって、本当に犬みたいよ。」
赤くなるいずみさんに満足した。
お父様も筆を止めて、いずみさんをじろじろと見る。今日もまた楽しめそうだ。
沙絵に言われていずみを見ると、ご主人に剃毛されたというのは本当だった。
やはり、僕たちの関係に勘づいて鋭い嗅覚が働くのだろう。
見た目にわかる痣はないが酷いことをされていないか心配だ。
ここでも家でも酷い仕打ちを受けたら参ってしまうのではないか。