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写性 …SHASEI…
第40章 薔薇の絵
男性より柔らかく、細かな動きをする舌と唇、
何より欲しいところ、タイミングを全て心得て、焦らし、ほだされ、高まったところで存分に与えられるのだ。

んんん…

また声を漏らしてしまう。先生以外に感じていることを、申し訳なく思うのに、
先生の筆の音は乱れることなくサラサラと動く。

ああ、意識しているのはワタシだけなのかもしれない。悲しくなると同時に自棄になる。

何も考えなくてもいい、此処は快楽を貪り合う館…
我慢しちゃいけない。感じるままに乱れればいい。


どこかからそんな声が聞こえる。

「さ、沙絵さん…いゃぁ…んふ…だめ…そこっ…もっとぉ…」

無茶苦茶なことを口走っていた。

「うふっ…貪欲な奴隷は好きよ。」

妖しい瞳で見上げられる。
あぁ、ワタシが男だったら、きっと虜になっていただろう。
18歳の若さと美貌、それにこれだけの妖艶さ。

勝てるわけがない。ならば屈服すればいいのだ。

んはぁ…いぃ…沙絵さまぁ…

目の前でいずみが飾られ、沙絵の愛撫に翻弄されていく。

沙絵が時折妖しい視線を投げてくる。

これは僕への罰なのか?
堪えられなくなり、沙絵に声を掛けた。


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