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写性 …SHASEI…
第42章 犬
「思いやりのないsexと主従関係は、エスカレートしていくだけだから…」

いずみさんが私にも怯えていると気づく、でもこの手のタイプのサディストは際限なく暴力に偏ることが目に見えている。
だから、ここを逃げ場にしていいことを伝えた。

ちょうどお父様が紅茶を持ってきた。

「お父様、氷とタオルを何枚かと傷にいいお薬持ってきて…
それとラベンダーがいいわ。」

いずみに何が起きたのか心配ではあるが、ご主人絡みだと僕に知られたくないだろう。ここは沙絵に任せることにした。

「ご主人にされたことはお父様には言わないから安心して。」

お父様に聞こえないように小声で言う。そして、テーブルに置かれた紅茶を持ってきた。

「ティーソーサーは持っててあげるから、ゆっくりお茶を飲んで、そしてお薬私に付けさせてね。」


カモミールティーにほんのりと蜂蜜の香りがした。
沙絵さんにソーサーを持たせるのが申し訳なかった。



子供のことを話題にして気になっていたことが口にでた。

「お子さんは……
やっぱりいいわ。
ゆっくり飲むのよ。」

でも今このタイミングで聞くべきことじゃない。
言いかけた事をやめた。
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