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写性 …SHASEI…
第46章 出会い
「そう、日本の美を見つけに…」
「やっぱり芸術家?」
「実はね、出版社に勤めているんだよ。
観光ブックじゃなくて日本の美を伝える本を出そうと思ったんだが、上手くいかなくてね。」
「そうなんですか…」
「でも違うものが見つかったからいいよ。」
「何が見つかったんですか?」
「君だよ。撮りたいものが決まったら連絡して、」
トムから名刺を渡される。出版社の編集企画担当となっていた。
「えっ…?」
「君のテーマが決まったら、本を出そう。」
「それは?」
「まあ、予定外の企画だから、Saeのペースでゆっくりやればいいよ。」
突然のことにびっくりした。あの有名な写真家が言ってたことを思い出した。
運も影響するだか、掴むだか…
カメラにフィルムが入っていなければ、首から提げて搭乗しなかった。
翔と今日会ってバンドをプレゼントされなかったら、いきなり名前を呼ばれることもなかった。
私はトムの名刺をファイルの最後の朝顔の、お父様の花のところに入れた。
飛行機が着陸体制に入る。アメリカにも夕焼けってあるんだ。
私はそれもカメラに納めた。
「やっぱり芸術家?」
「実はね、出版社に勤めているんだよ。
観光ブックじゃなくて日本の美を伝える本を出そうと思ったんだが、上手くいかなくてね。」
「そうなんですか…」
「でも違うものが見つかったからいいよ。」
「何が見つかったんですか?」
「君だよ。撮りたいものが決まったら連絡して、」
トムから名刺を渡される。出版社の編集企画担当となっていた。
「えっ…?」
「君のテーマが決まったら、本を出そう。」
「それは?」
「まあ、予定外の企画だから、Saeのペースでゆっくりやればいいよ。」
突然のことにびっくりした。あの有名な写真家が言ってたことを思い出した。
運も影響するだか、掴むだか…
カメラにフィルムが入っていなければ、首から提げて搭乗しなかった。
翔と今日会ってバンドをプレゼントされなかったら、いきなり名前を呼ばれることもなかった。
私はトムの名刺をファイルの最後の朝顔の、お父様の花のところに入れた。
飛行機が着陸体制に入る。アメリカにも夕焼けってあるんだ。
私はそれもカメラに納めた。