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写性 …SHASEI…
第46章 出会い
「ボブとジョン、3日と開けない君たちがずいぶんと久しぶりの来店だね。」

オーナーの問いに、白人のボブが答えた。

「ジョンが手術が立て込んでてね。来たくても来れなかった。」

「ボブだけでもくればいいのに、相変わらず仲良しだね。」

「一緒じゃないとジョンがヤキモチ妬くからね。」

「ボブは俺がいないと1人で出歩けないだけだろう?」

ジョンと呼ばれる黒人が初めて声を出した。

っふふ…
私は思わず笑ってしまった。

「沙絵、どうして笑う?」

オーナーがこちらを見る。オーナーの『さえ』は『Sae』でなく漢字を理解しての『沙絵』で、それが私には落ち着いた。

「あ、すみません。私、沙絵と申します。」

オーナーに日本語で話しかけられて、つい日本語で挨拶してしまった。

ボブとジョンが笑い、綺麗な日本語だと誉めてくれる。

「お二人とも日本語わかるんですか?」

「oh、日本大好きだから勉強したよ。」

ジョンが日本語で答えてくれた。

「沙絵、僕の質問に答えてないよ?」

「あ、すみません。あの…ボブさんとジョンさんのイメージが、日本の英語の教科書などから持つ名前のイメージと逆だったもので…」

あ〜ははははっ…

今度はジョンとオーナーが大笑いする。

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