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写性 …SHASEI…
第46章 出会い
「Sae、ジョンはこう見えても医者だからね。何かあったら相談するといい。」

「ありがとう。」

「あの、変な話だけどピルは飲んでるかな?」

「え、あ、はい。でも、もう少しでなくなります。」

「掛かり付けの病院は決まってる?」

「いいえ、これから探そうと…」

「ならば薬を見せて?」

私は事務所から薬を取って見せる。

「日本人女性は小柄だからね。薬の分量にも気をつけなければならない。
これなら、うちの病院で調剤できるよ。」

「そんなに大変なんですか?」

「いや、気にしないで市販のものなど使うと、副作用が起きたりするからね。
薬は他のものも含めて僕に任せて…」

「ありがとうございます。どうしてそんなに親切なんですか?」

「日本が大好きだからだよ。僕たちは日本を愛してるから、」

ボブが答える。

「Sae、何か困っていることがあったら、何でも僕たちに言って…」

「困ってはいないけど…タトゥーって、簡単に出来るの?」

「Sae、タトゥー入れたいの?」

「ちょっと考えてる。」

「へぇ〜、それは良かったね。」

「何で?」

「ここに彫師がいるからだよ。」

「え?」

「ボブのタトゥーの腕はこの辺じゃ凄いほうだよ。」
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