この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第46章 出会い
中に入ると、サンプルとして壁面に沢山のタトゥーの写真が掛けられていた。

タトゥーというとブルーが多いのだが、ボブは色んな色を使っている。

「日本の刺青に近いんですね。」

「そうだよ。日本で修行してそれを目指しているからね。」

そうこうしているうちに、お客さんがやって来た。

腕に婚約者の名前を彫っていて、今日が完成予定とのことだった。

お客さんの了解を得て、施術の様子も見せてもらう。
あと一文字入れれば完成だ。麻酔や痛み止めの薬を飲んで、レーザーで手軽に仕上げる店が多い中、ボブは敢えて手彫りにこだわっている。

氷で冷やすだけで、薬も使わない。

痛みに耐えてでも体に印を刻むだけの覚悟が出来ない人には、施術しないというのだ。

「人の体に一生残る印を刻むんだから、僕もお客さんもそれだけの覚悟をしないとね。

それにレーザーの焼き痕に色を落とすと仕上がりがイマイチだからね。」

彼女は細かいペイズリーの集合で出来たハートの中に愛する人の名前を彫る。

緑のハートの形に鮮やかな青の文字が白い肌に映えていた。

ニードルを刺して、墨を着けたニードルでもう一度刺す。

氷で冷やしながらにしても痛みは相当なものらしく、声をあげながら堪えていた。
/841ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ