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写性 …SHASEI…
第46章 出会い
中に入ると、サンプルとして壁面に沢山のタトゥーの写真が掛けられていた。
タトゥーというとブルーが多いのだが、ボブは色んな色を使っている。
「日本の刺青に近いんですね。」
「そうだよ。日本で修行してそれを目指しているからね。」
そうこうしているうちに、お客さんがやって来た。
腕に婚約者の名前を彫っていて、今日が完成予定とのことだった。
お客さんの了解を得て、施術の様子も見せてもらう。
あと一文字入れれば完成だ。麻酔や痛み止めの薬を飲んで、レーザーで手軽に仕上げる店が多い中、ボブは敢えて手彫りにこだわっている。
氷で冷やすだけで、薬も使わない。
痛みに耐えてでも体に印を刻むだけの覚悟が出来ない人には、施術しないというのだ。
「人の体に一生残る印を刻むんだから、僕もお客さんもそれだけの覚悟をしないとね。
それにレーザーの焼き痕に色を落とすと仕上がりがイマイチだからね。」
彼女は細かいペイズリーの集合で出来たハートの中に愛する人の名前を彫る。
緑のハートの形に鮮やかな青の文字が白い肌に映えていた。
ニードルを刺して、墨を着けたニードルでもう一度刺す。
氷で冷やしながらにしても痛みは相当なものらしく、声をあげながら堪えていた。
タトゥーというとブルーが多いのだが、ボブは色んな色を使っている。
「日本の刺青に近いんですね。」
「そうだよ。日本で修行してそれを目指しているからね。」
そうこうしているうちに、お客さんがやって来た。
腕に婚約者の名前を彫っていて、今日が完成予定とのことだった。
お客さんの了解を得て、施術の様子も見せてもらう。
あと一文字入れれば完成だ。麻酔や痛み止めの薬を飲んで、レーザーで手軽に仕上げる店が多い中、ボブは敢えて手彫りにこだわっている。
氷で冷やすだけで、薬も使わない。
痛みに耐えてでも体に印を刻むだけの覚悟が出来ない人には、施術しないというのだ。
「人の体に一生残る印を刻むんだから、僕もお客さんもそれだけの覚悟をしないとね。
それにレーザーの焼き痕に色を落とすと仕上がりがイマイチだからね。」
彼女は細かいペイズリーの集合で出来たハートの中に愛する人の名前を彫る。
緑のハートの形に鮮やかな青の文字が白い肌に映えていた。
ニードルを刺して、墨を着けたニードルでもう一度刺す。
氷で冷やしながらにしても痛みは相当なものらしく、声をあげながら堪えていた。