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写性 …SHASEI…
第46章 出会い
ほぅ…

「日本人の肌はきめ細かくてやはり美しい。」

ボブが顔を赤くして誉める。

図案のコピーをあてがいサイズを見る。私はなるべく大きくしたかったが、平面で取れる最大限は真ん中のサイズだと言われた。

「タトゥーなど入れたらもったいない綺麗な肌なのに…」

「ボブ、もう決めたの。私のルーツを私に刻む。お願いしますね。」


「じゃあ、少し始める?」

「もちろん。」

使い捨てのショーツに履き替えてベッドに横たわった。

「Saeだからって、特別なことはしないよ。痛くても我慢するんだよ。」

アイシングして感覚を少し麻痺させるだけ。

私はボブに微笑んで答えた。

まずはハートの輪郭部分を描く。ポイントになるところに針を刺す。刺したところから血が滲むが、構わず色を入れないと深いところに色が落ち着かず、表面に浮いたり薄くなってしまう。

説明しながらボブが針を刺した。

チクッ…

っ…

チクッ…

っぅ…

色を乗せた2度目は、場所も痛みもわかっているから痛く感じた。

「Sae…大丈夫?」

「大丈夫、何か話をして?
ジョンはどんなお医者さんなの?」

「小児科のオペ専門だよ。彼はね。孤児なんだ。面倒を見てくれた牧師がいてね。自分も子供のために働きたいって…」
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