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第46章 出会い

｢ふぅ…っっん｣

｢大学に入ったときから決まってた。皆希望があっても、まずは広く浅く学んでいくんだけど、彼は、最初から決めていて熱心な学生だった。

小児科オペは面倒がられるんだよ。大人と同じ知識の他に子供ならではの病気もあるし、オペは細かい作業になるからね。｣

｢ジョンが細かい作業をするイメージはないわね。｣

｢あははっ…でも、彼のオペには定評があるし、あの性格だから、小児病棟の人気者だよ。｣

｢っ…ふふ…子供と遊んでる姿は想像つくわ。｣


30分くらいだろうか、それで今日は終わりと言われる。

｢まだ、大丈夫よ。ボブ。｣

｢ダメだ。初回は30分と決まってる。体が抵抗して熱を出したりするからね。

夜のシフトまでここで横になってて冷さなきゃ。｣

｢わかったわ。｣

ボブがアイシングを当てて、毛布を掛けてくれた。
私はいつしか眠っていた。シフトまで２時間以上、暇をもて余すと思っていたのに…

お父様と庭の手入れをしている夢を見ていた。曼珠沙華の球根を植えて、どんな花が咲くのか楽しみにしていた時の夢…

さ…え…

さえ…

お父…様

｢Sae〜｣


っはっ…ボブ…