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第46章 出会い

｢えっ…車って…｣

｢どうぞ。｣

ニコニコ笑いながら助手席を勧めるが、超ド派手なスポーツカーだった。

｢これ、ボブの？｣

｢いや、ジョンと二人のだよ。｣

｢すごい車だね。｣

｢う〜ん、でも、もうすぐ買い換えかな？｣

｢なんで？｣

｢もっと大きいのが欲しくなるかな…｣

｢そうなんだ。｣

１駅分などすぐに着き店の駐車場に車を置く。
エスコートされて店内に入る。私は内側からスタッフルームに入った。

ｺﾝｺﾝ…

｢沙絵、今日タトゥーの初日だったんだって？｣

オーナーが更衣室の外から話しかけてくる。

｢はい…｣

｢じゃあ着替えないで今日はボブの隣でボブとジョンの相手だけしてればいいよ。｣

｢それじゃあ…｣

｢いいのいいの、俺も初日はしんどかったから。｣

｢すみません、ありがとうございます。｣

｢気にしないで〜沙絵目当てに来るお客様が増えて、いるだけで売上に貢献してるんだから。｣

オーナーの優しさに甘えて私服のままボブの隣に座る。ボブがお尻だけを支える低い背もたれに手を掛けて、自分の手に寄りかかるように言ってくれた。

｢あ〜疲れた。｣

しばらくしてジョンがやってくる。

私の隣に腰掛けた。