この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第47章 Rose
その後、背中にも聴診器を当てて、次は胸のレントゲン、肺活量の検査をした。
そして首周りの触診を受ける。ジョンの手は大きくて温かかった。
「さて、これで終わり。薬は出来上がったらレストランに持ってくよ。」
やはり、定型のものでは合わないらしく、特別に調剤してもらうことになり、今日の予備として小児用のスプレーを渡された。
「じゃあ、後は俺の仕事に付き合って…」
ジョンは小児科の執刀医、オペがない時は小児病棟の回診が仕事のようだ。
「ジョン先生〜」
「ジョン〜」
どの病室に入っても、ジョンは子供から慕われている。
両腕に子供をぶら下げてツリーになったり、起き上がれない子供の絵や工作を見たりと、
子供の症状に合わせて遊びながら診察していった。
病院の売店で軽食を買い、敷地内の公園で昼食となった。
「ジョンの仕事、楽しそうね。」
「今日みたいに、オペがない時はね。保育士でいられるから…
オペの前後はこうはいかないよ。」
「そうよね。」
「俺はね。孤児なんだ。
学校から帰ったら、病気の妹をほったらかして、母親は男と消えてたんだよ。
近所の教会の牧師が孤児院をしていてそこで育った。」
そして首周りの触診を受ける。ジョンの手は大きくて温かかった。
「さて、これで終わり。薬は出来上がったらレストランに持ってくよ。」
やはり、定型のものでは合わないらしく、特別に調剤してもらうことになり、今日の予備として小児用のスプレーを渡された。
「じゃあ、後は俺の仕事に付き合って…」
ジョンは小児科の執刀医、オペがない時は小児病棟の回診が仕事のようだ。
「ジョン先生〜」
「ジョン〜」
どの病室に入っても、ジョンは子供から慕われている。
両腕に子供をぶら下げてツリーになったり、起き上がれない子供の絵や工作を見たりと、
子供の症状に合わせて遊びながら診察していった。
病院の売店で軽食を買い、敷地内の公園で昼食となった。
「ジョンの仕事、楽しそうね。」
「今日みたいに、オペがない時はね。保育士でいられるから…
オペの前後はこうはいかないよ。」
「そうよね。」
「俺はね。孤児なんだ。
学校から帰ったら、病気の妹をほったらかして、母親は男と消えてたんだよ。
近所の教会の牧師が孤児院をしていてそこで育った。」