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写性 …SHASEI…
第47章 Rose
私は翔のことを思い出していた。
支えあい助け合う友達。ボブとジョンもそんな感じだと思っていた。

ジョンは、午後の仕事はほとんどないといって、買い物に連れて行かれる。

作業台しかないアトリエにテーブルと鏡を買うというのだ。

ジョンが支払いをすると言って聞かないので、出世払いということで買ってもらった。

どうせ撮るなら、自己紹介的なテーマにしてみようと思いつく、午後はアトリエでジョンの話し相手になりながら、構想を練った。

「Sae…考えてても浮かばない時は、行動してみたら〜」

ジョンの声にハッとした。事務局長の一言と同じだった。


腫れが引くまでは写真は撮れない。

2、3日の間、アトリエの新しいテーブルの周りに今までのカメラを並べていた。

ふと後ろを振り向くと私を取り囲むカメラたち、これだ。

一つ浮かべば色んなポーズが見えてきた。

腫れが引いたのでアトリエで撮影を進めていった。
お父様の誕生日の絵、大晦日の絵のように自分の記録の写真を撮りためていった。

「ボブ〜腫れが引いたから、明日タトゥーを進めて?」

「明日かぁ、自宅に来てもらっていいかな?」
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