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写性 …SHASEI…
第47章 Rose
彼が帰って1時間ほどして、シフトの終わりがくる。私は着替えて裏口から出た。

「沙絵、お疲れ、早く家に帰ろう。」

出るなり彼に声をかけられて驚いた。
しかも、さん付けから呼び捨てに変わっている。

「はい?」

「さあ、帰るよ。」

無理矢理腕を掴まれ歩を進める彼。

「どこに?」

掴まれた腕から緊張が走る。

「僕たちの家だよ。」

「あなたの家には帰りません。」

おかしい、狂ってる。男の表情から感じた。

「離してください。」

振りほどこうにも、力では敵わなかった。

「止めて、助けて…」

焦って出るのは日本語で、周りからしたら、日本人の痴話喧嘩だ。

嫌だ。
嫌だ。
嫌だ。

体が発するシグナルは危険や怖いより嫌悪感で、浮かんだのはボブとジョンだった。

男は駅とは違う方向に向かっている。
車を使われたら終わりだ。
何も出来ないのに頭だけが働く。

助けて…ボブとジョン…

後ろから男とは反対の手が掴まれて、抱き締められて体が止まる。

「手を放せ。」

低い声で日本語が聞こえた。
ああ、やっぱり来てくれた?ボブだ。

するとジョンが彼を掴んで引き剥がす。

ジョンもいる。ホッとして力が抜けた。

Sae…

ボブに支えられる。

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