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第47章 Rose

彼は訳のわからないことを言いながら逃げて行った。

｢大丈夫か、Sae。｣

｢うん。スクールの人だった。｣

グレン夫妻に断って、二人の家に泊まることにした。

｢どうして二人は気づいたの？｣

｢Saeのシフト上がりにギリギリ間に合うかもって、店に行ったら、裏から出たところだって、
裏から出たら、ちょうど角を連れられて行くところだった。｣

｢ありがとう。助かったわ。｣

タクシーを拾って帰る。足が震えて歩けなかったから…

二人が両サイドに座り、ずっと手を握っていてくれた。

｢明日は午前中予約入ってないから、一緒にスクール行くよ。｣

ボブに甘えることにした。

｢ご飯まだでしょう？私が作るから二人はお風呂入ってきて。｣

二人の関係を知ってから、二人の気持ちを聞いてから、ずっと思っていたことを伝えようと思った。

今日、あの人に腕を捕まれて、はっきりとした嫌悪を感じてわかったから…


｢おお？今日は何？｣

｢目の前で揚げる天ぷら。｣

卓上用のﾌﾗｲﾔｰがあったので支度した。

｢何を揚げましょうか?お客様。｣

｢一番は海老だな。｣

｢僕は椎茸で。｣

ワイワイ賑やかに食事する。