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写性 …SHASEI…
第48章 自慰
体を重ねて気づく想いもある。愛おしい…

双子のようで、全く違う部分もある二人に、
どちらかに偏ることなく溢れる想い。

私は彼らと繋いだ手をゆっくりと離し、それぞれの胸の鼓動を確認した。

子供の時からの癖なのか、そのまま手のひらは胸から腹へと降りていき、欲しかったモノを探り当てる。

白と黒のソレは、本体とは別の起動源により、手のひらに硬い反応を返す。

愛おしい…もっと気持ち良くさせたい…

欲望から、口内にソレを迎え入れた時の、雄の香りを妄想した。

さて、どうしよう。
手は2本あって、平等に愛せるが口は一つしかない。

彼らが順番でとやかく言うのか言わないのか、
それよりも、一番だと思っていた自分が、他に一番がいると知らされる辛さは、私が一番わかっている。

思い悩みながら、やわやわと2本のタギリを擦りあげる私に、
同時に手が伸びてきて、乳房を揉まれる。

驚いて視線を天井に戻すと、

両脇から、

Honey
Sa〜e〜

と呼ばれて頬に唇が当たる。

「イヤらしい子猫だな。」

「僕のがそんなに欲しいの?」

耳たぶを食まれながら二人の声が頭に響く。

唇の両脇にチュッとキスが来た。
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