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写性 …SHASEI…
第48章 自慰
「逆にこれが写真集になる?」

「十分なるけど、三流のポルノグラフィティになるか芸術作品になるかは、よく打ち合わせて編集してみないとだな。
続きを見せてもらうよ?」

ボブとジョンは自分のことのように、乗り出してトムを覗き込む。

「実はね、僕自身が近々新聞記事を書くことになっているんだ。
色んな媒体の編集者が編集について語るってテーマなんだ。
日本に探しものをしに言って、素材が見つからずに撮り手が見つかり、本人のテーマが自分探しなんて、面白い記事になりそうじゃないか?」

「「そうだね。それが写真集のコマーシャルになるなら、尚更面白い。」」

私を無視して3人で話している。

「ところで君たちはSaeの何?」

「フィアンセ」

「未来の夫」

「二人とも?」

「「ああ、元々俺達同士がフィアンセだからな。」」

「3人で暮らすの?」

「「それはもっと近々な。」」
あはははっ…

「僕は編集の鍵はインスピレーションと出会いの運だと締めくくろうとしてるんだが、Saeの人生はまさにそれだね。」

勝手に話しが進んでいく。載せたい枚数とサイズ、タイトルなどの配置など、原案が出来たら送るように言われた。
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