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写性 …SHASEI…
第48章 自慰
「せっかく会えたからゆっくりしたいんだけど、次の約束があるんだよ。
でも、また、連絡して欲しい。打ち合わせが必要なら何度も来るから。」
トムはそう言って慌ただしくレストランを出ていく。
「出会いの運は逃さないってわけね。」
でも本になるかもしれない。目標ができると意欲が湧く。
腫れが引いてから、写真を撮っていく。一つのポーズを納得いくまで何枚も撮っていった。
一つ一つのタイトルや、本としてのタイトルも考えていく。
本のタイトルは『I』、アメリカに来たかった理由、僕や私という性別による呼称の区別のないIの国アメリカ、そこにきて、自分を見直す作品なのだから『I』に決まりだ。
そして、ボブとジョンと深く関わるきっかけとなったタトゥーを必ず写真にしたかった。
今度は沢山撮った中から、本当に載せたいものの選別をしていく。
一つのポーズに一つ、それから、更にどのポーズにするか吟味していった。
三流ポルノグラフィティにならないために、本当に訴える力のあるものを選ぶ。
そして、その選んだもので伝えたいことが伝わるか、何か足りないものはないか、また考えていく。
結局それは自分に向き合うことに繋がっていった。
でも、また、連絡して欲しい。打ち合わせが必要なら何度も来るから。」
トムはそう言って慌ただしくレストランを出ていく。
「出会いの運は逃さないってわけね。」
でも本になるかもしれない。目標ができると意欲が湧く。
腫れが引いてから、写真を撮っていく。一つのポーズを納得いくまで何枚も撮っていった。
一つ一つのタイトルや、本としてのタイトルも考えていく。
本のタイトルは『I』、アメリカに来たかった理由、僕や私という性別による呼称の区別のないIの国アメリカ、そこにきて、自分を見直す作品なのだから『I』に決まりだ。
そして、ボブとジョンと深く関わるきっかけとなったタトゥーを必ず写真にしたかった。
今度は沢山撮った中から、本当に載せたいものの選別をしていく。
一つのポーズに一つ、それから、更にどのポーズにするか吟味していった。
三流ポルノグラフィティにならないために、本当に訴える力のあるものを選ぶ。
そして、その選んだもので伝えたいことが伝わるか、何か足りないものはないか、また考えていく。
結局それは自分に向き合うことに繋がっていった。