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写性 …SHASEI…
第50章 出発
Iの国、個の国アメリカは本当に自由な国なのだろう。

たかが食材の買い出しに何故か気を遣いすぎて疲れてしまった。

そのあとは洋服の買い物、ジーンズパンツや野球帽やハンチングなどのボーイッシュなアイテムと、赤のイブニングドレス。

何かしらパーティーがあるから是非1着はと二人からプレゼントされた。

引っ越し祝いだなんだと、高価なアクセサリーも…

二人はお金の使い道がないというのだ。

ハイテンションで買い物から戻ってきて、料理の下ごしらえ。

通りすぎる度にお尻や胸を撫でたり、キスされたりと忙しない。

「ショッピング中もさんざん触ったでしょう?」

「触ってない。」

「足りない。」

と、こんな感じだ。
そしてきっと私も慣れていってしまうのだと思う。

二人といると、寂しいなどと思う暇も与えてくれないのだ。

下ごしらえを終えて珈琲タイム。

せっかくだから今日のドレスを早速着るようにと言われる。

二人も正装するからと…


ドレスを着てメイクをする。プレゼントされたアクセサリーを着けている時だった。

「「Sa〜e〜グレン夫妻がお見えになったよ〜」」

慣れない支度に意外と時間がかかってしまった。
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