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第50章 出発

３人で食事を作って食べる。家事もsexも…
それでいてプライベートタイムも大事にする。

客人のような待遇だったグレン夫妻のところでのステイと違い、
お父様との生活に近い。

私はすぐに新しい生活に慣れていった。

そして二人はスケジュールを融通させて、私の外出の際は必ず送迎してくれた。

レストランのマスターの為に、店ではウィッグをつけて『沙絵』に戻る。
ただし裏口での待ち伏せ対策として、店の出入りまでは、Samでいた。


それと、特に話し合ったわけではないけど、sexは必ず３人がいる時だけというのが、暗黙のルールとなった。



｢ねぇ、ｼﾞｪｲﾋﾞｰ｣

二人に声を掛けるのに、『ジョンとボブ』、『john&bob』と呼んだりしていたけど、発音的に言いやすくてそうなるのだが、
いつもジョンが先だとボブがやっかむので、
まるで一人の名前のようにｼﾞｪｲﾋﾞｰと呼ぶようになった。


二人は、自分達が一体化したようだと、凄く喜んだ。


｢｢なぁにSae｣｣

｢私、また、タトゥーを入れたいの。｣

｢それは、ボブだけの範疇じゃないか、何故、俺にも訊く？｣

｢だって私の体は、私一人のものじゃないから。｣