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写性 …SHASEI…
第50章 出発
二人は互いと目を合わせた後、もう一度私を見る。

ジョンは満面の笑みで、ボブは感極まって涙目になりながら…


「それにね。入れたいデザインにも意味があるから…」

私は、ベースにしたい花の写真を、屋敷の庭で撮ったものから選んであった。

薔薇と百合

それで3人を表したデザインにしたかったのだ。

ジョンとボブの強い愛と絆、それを黒と白の薔薇をXに組むことで表現する。

そこに後から加わった私を真ん中に黄色い百合で表す。

3輪でЖ(ジェ)という形にしたいのだ。
ロシア語の文字でキリル語を起源とする『生きる』という意味を持つ文字。

3人で生きていく。

お父様が描いた薔薇と百合の背き合った絵。
いずみさんを呼び戻すきっかけになった絵。

そうではない今の私。


私の愛と生きる形となったこのデザインを背中になるべく大きく入れて欲しいのだ。


「Sae…
嬉しいけど、背中に大きく入れるの?」

ボブに訊かれる。

「ええ、そうよ。」

「日本では背中に大きくタトゥーを入れるのは、マフィアくらいじゃないか?」

「そうかしら?でも決めたのよ。」

私はタトゥーの意味を説明した。
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