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写性 …SHASEI…
第50章 出発
「ああぅ ダルいし腰が痛い!!」

タトゥーの話は結果的には二人を刺激して火を付けてしまったようで、あれから二回も激しく愛し合った。

「oh〜急がないと、今日はドクター会議だ。」

「午前中は予約入ってないから、僕が二人を送っていくよ。」

「あぁ、JB,ガーリックチキン、ソテーしてるから、見て。
あと味噌スープ煮たったら味噌入れて…
サラダ作るから…」

「「OK〜」」

両サイドからのキス、そして腰に手が回り、妖しく降りていく。


トゥルルルル♪…トゥルルルル♪…

「ああもう、こんな時に電話よ。誰か出て!!」

その勢いで二人の手をお尻から、はたき落とす。

「俺が出るよ。」

ジョンが鼻唄混じりに受話器を取った。


「Good morning」

『Good morning、あ…My name is…』

「Oh Are you SAE's daddy?」

『Yes,』

「さ〜え〜、パパから電話だよ〜 I'm John ジョンですよ〜 さえ 元気してますよ〜 ちょと まててね〜」

ジョンがジェスチャーで私を呼ぶ。
オンフックで取ったんだから聞こえてるわよ。

ああもう忙しいのに…

「お父様?写真集見たのね。」

『あぁ…』

受話器の向こうのお父様が見えるような気がした。
いきり立って電話したものの、何を言ったらいいのかわからない表情が…
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