この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
写性 …SHASEI…
第53章 薔薇と百合
二人の腕は私の後ろで交差し、互いの腰まで届いている。
それで十分なんだと言う。
「やっぱり私、JBといるとナマケモノになっちゃいそうだわ。」
「「大丈夫、太る暇は与えないから…」」
「うっ…」
タクシーの運転手も臆せず、二人からキスされる。
「ん〜、早く帰って、シャワー浴びて、早くSaeを食べたい。」
「写真は撮るんだよ。ジョン…」
「わかってるよ。」
三人のカラーのガウンを羽織り、アトリエに行く。
二人はワインを持っていた。
「何で飲むの?」
「「緊張しちゃうから…」」
もっとも『らしく』ない返事が笑えた。
でも、ジョンがワインを一口含んでガウンのベルトに手をかける。
「善は急げ、俺、一番乗り〜」
子供がヒーローになりきって、マントを脱ぐみたいに、派手にガウンを脱いだ。
パッとガウンを椅子にかけ、黒豹の体が部屋を歩く。
私たちの視線を浴びても怯まない猛獣。
「どんどん撮ってよ、俺のナイスバディ♪」
思わず見惚れていた私はカメラを構える。
カシャカシャカシャ…
ジョンの動の逞しさを、背面を撮っていく。
それで十分なんだと言う。
「やっぱり私、JBといるとナマケモノになっちゃいそうだわ。」
「「大丈夫、太る暇は与えないから…」」
「うっ…」
タクシーの運転手も臆せず、二人からキスされる。
「ん〜、早く帰って、シャワー浴びて、早くSaeを食べたい。」
「写真は撮るんだよ。ジョン…」
「わかってるよ。」
三人のカラーのガウンを羽織り、アトリエに行く。
二人はワインを持っていた。
「何で飲むの?」
「「緊張しちゃうから…」」
もっとも『らしく』ない返事が笑えた。
でも、ジョンがワインを一口含んでガウンのベルトに手をかける。
「善は急げ、俺、一番乗り〜」
子供がヒーローになりきって、マントを脱ぐみたいに、派手にガウンを脱いだ。
パッとガウンを椅子にかけ、黒豹の体が部屋を歩く。
私たちの視線を浴びても怯まない猛獣。
「どんどん撮ってよ、俺のナイスバディ♪」
思わず見惚れていた私はカメラを構える。
カシャカシャカシャ…
ジョンの動の逞しさを、背面を撮っていく。