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スローバラードを君に
第2章 first love は突然に
胸のポケットから紙を取り出して、俺の顔と紙を何度か見比べる。
「junkさん……ですね?」
唇の色が綺麗で、動きをまじまじと見てしまうが、また不審そうに睨まれた。
「は、はい」
「リハーサルは終わりましたか?もう、時間が押してるんで、次のバンドさんにステージ空けて下さい」
「……もうそんな時間?」
「とっくに過ぎてます。
声を掛けようと思ったけど、何か白熱した雰囲気でしたから……」
ああ、見られていたのか……
多分、ワンマンな嫌な奴、と思われたに違いないな……
そう考えて、胸がチクリとした。

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