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スローバラードを君に
第2章 first love は突然に
――あっ……
しまった、と思った時にはもう遅く、その子は床にすっ転んだ。
ステージから飛び降りて、仰向けで呆然としているその子の元へ駆け寄ると、思いきり睨まれた……
その表情も可愛くて、俺はすっかりテンパってしまった。
「ご……ゴメン!大丈夫?」
「……これって、何の意地悪ですか?
私に何か恨みでも?
初対面、ですよね?」
「う、うん……初めてだよ」
手を差し出すと、その子はプイと顔を背けた。
「また、何か悪戯するでしょ?
自分で起きれます」
ゆっくりと身体を起こした時に、結わえていたシュシュが取れて、栗色の長い髪が広がる。
思わず見とれていると、また睨まれた。

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