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スローバラードを君に
第3章 Give us kiss?
俺はキョロキョロしてユミに聞いた。
「あの……オーバーオールの女の子って」
「ああ、ヒメの事?」
ユミは眉をひそめた。
「先週からバイトに来てるのよ。
何か静岡から歌手目指して来たらしくって……
人手は足りてるからって最初は断ったのよ?
そしたら土下座されて困っちゃったわ。
パパがほだされて雇ったんだけどね。
もう!ちょっとカワイイ若い子には甘いんだから!」
ユミは、自分に向けられていた愛情が他へ少しでも移るのを嫉妬しているようだった。
「ふうん」
「ねえ、それよりさ、打ち上げは出るよね?皆来るのよ」
打ち上げをいつも断っていたが、俺はヒメが来るかも知れないと思い、二つ返事でオーケーした。
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