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痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第8章 準決勝 武蔵西武戦
「…ごめん」
沈痛な顔でオカが肩を落とす。絶好の同点チャンスを逃してしまった責任を感じているのだろう。
「いや、オカ君のせいじゃないよ。矢部の動きに気が付かなかった僕達のせいでもある」
「そうだよ。声をかけてやれればよかったんだけどな。川嶋を見るので精一杯だった。悪かった」
「チャンスはまだあるよ」
ヒデと俺の言葉に続いて、ヤマが軽く背中を叩く。
「…うん」
オカは顔を上げた。
そうだ、まだまだ。落ち込んでる暇なんかないぞ。
「…でも実際まいったね。今ので同点に出来ないとちょっと攻め手が苦しくなるね」
ヒデが俺だけにこっそり呟いた。
「うん…実はひとつだけ試してみたい攻撃があるんだ」
手短に俺は作戦を説明する。
ヤマとヤス。この作戦に欠かせない二人とは、実はすでに試合前から話し合っていた作戦だ。
「よし、それで行こう。でも、もうあまりチャンスは多くないよ。任せたからね」
「おう」
沈痛な顔でオカが肩を落とす。絶好の同点チャンスを逃してしまった責任を感じているのだろう。
「いや、オカ君のせいじゃないよ。矢部の動きに気が付かなかった僕達のせいでもある」
「そうだよ。声をかけてやれればよかったんだけどな。川嶋を見るので精一杯だった。悪かった」
「チャンスはまだあるよ」
ヒデと俺の言葉に続いて、ヤマが軽く背中を叩く。
「…うん」
オカは顔を上げた。
そうだ、まだまだ。落ち込んでる暇なんかないぞ。
「…でも実際まいったね。今ので同点に出来ないとちょっと攻め手が苦しくなるね」
ヒデが俺だけにこっそり呟いた。
「うん…実はひとつだけ試してみたい攻撃があるんだ」
手短に俺は作戦を説明する。
ヤマとヤス。この作戦に欠かせない二人とは、実はすでに試合前から話し合っていた作戦だ。
「よし、それで行こう。でも、もうあまりチャンスは多くないよ。任せたからね」
「おう」