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痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第9章 秋津高校サッカー部
練習後、部室に忘れた生徒手帳を取りに戻ると、途中で池内とすれ違った。
「よ、ゾノ」
「おう。今帰りか」
「ああ、昨日の試合を録画したのを美緒と一緒にコピーしてた。明日みんなに配ってやるよ」
「悪いな、助かるよ」
「いいって。自分達の負けっぷりを見て少しは落ち込みやがれ」
言葉にこそ棘があるものの、その内側にはサッカー部に対する想いが溢れている。
負けて強くなれ。そう言いたいんだろう。
「あ、部室は今使用中だぞ」
「え?」
「ヒデと美緒がな。だからあたしも出てきたんだ」
「そっか」
「忘れもんか?」
「うん」
「大事なもんか?」
「いや、明日でいいよ」
「んじゃ、一緒に帰るか。満腹亭の煮魚が食べたくなった」
「あはは。いいよ、来いよ」
「うん」
素直に頷く池内は可愛かった。
「よ、ゾノ」
「おう。今帰りか」
「ああ、昨日の試合を録画したのを美緒と一緒にコピーしてた。明日みんなに配ってやるよ」
「悪いな、助かるよ」
「いいって。自分達の負けっぷりを見て少しは落ち込みやがれ」
言葉にこそ棘があるものの、その内側にはサッカー部に対する想いが溢れている。
負けて強くなれ。そう言いたいんだろう。
「あ、部室は今使用中だぞ」
「え?」
「ヒデと美緒がな。だからあたしも出てきたんだ」
「そっか」
「忘れもんか?」
「うん」
「大事なもんか?」
「いや、明日でいいよ」
「んじゃ、一緒に帰るか。満腹亭の煮魚が食べたくなった」
「あはは。いいよ、来いよ」
「うん」
素直に頷く池内は可愛かった。