この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第3章 蘇れ、サッカー部!
 前半二十七分。タモツのクリアボールをヤスが拾い、受け取ったヒデが左サイドに流す。

 大きなパスに向かいオカが走る。相手DFを振り切るスピードでボールに向かって足を伸ばす。

 ヤマも走る。ゴールを目指して。相手の背後、死角から。

 ヒデはヤマにこんなアドバイスを送った。

 路上で痴漢をする場合、相手が人気のない路地に入るまで待つ。そして相手をよく見るんだ。

 どっちに体重が傾いているかを。

 重心の側というのはそちら側に体が振り向きにくい。相手の重心を見極めて軸足に体重が乗っている時に、重心の側、つまり軸足側を襲われれば確実に相手はよろける。

 チャンスが来るまで気配を殺し、相手をよく観察する。
 そしてチャンスが来たら一気に間合いを詰めるんだ。

 気付かれたら離れて仕切りなおせばいい。

 一度ではダメでも、何度も繰り返せばきっと相手DFの裏を取れる。

 ヤマはその言葉どおり、相手DFの死角を走りながらじっくり観察している。
 サイドを独走するオカに向かってDFが体を傾けた瞬間、ヤマは逆方向へと走り出す。背後をすり抜けるようにゴール前へと走り込んだ。

 そしてオカからのグラウンダーのクロス。


/195ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ