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痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第4章 男子の夏
 秋高の二年生は、他の学校では珍しいかもしれないが、ほとんどの生徒が何かの委員会に所属している。
 他の学校で三学年で集める委員の人数を、一学年だけで集めなければいけなかったからだ。

 例えば俺は放送委員。
 生徒の人数が少ないと入っても、学校行事は普通にある。

 朝の朝礼や、昼休みや放課後の校内放送。文化祭に体育祭。
 少ない人数ではとてもやっていけないし、先輩という名の経験者もいない中、自分達で手探りでやっていかなければならない。勢い人数が増え、現二年生は一年生時に何かしらの委員の仕事に就かざるをえなかった。
 
 新一年生が入ってきて希望した二年生は委員の仕事から離れることが出来るようになったが、半数以上の生徒がそのまま各委員会に残った。

 新しい学校で、新しく立ち上がった委員会の仕事は苦労も多かったがやりがいもあった。
 そんな中で出来た信頼関係なんかも、それなりに心地いい。
 だからだろうか、委員会の仕事を続けたがる生徒が多かった。

 俺は新一年生が入ってきたのを機に放送委員を辞めた。
 サッカー部のキャプテンだから、という理由であっさり納得してもらえた。

 キャプテンだの部長だのと、肩書きはかっこいいかもしれないが、普段はそんなにすることもない。
 それでも「キャプテンだから大変だよね」とか「キャプテンの仕事頑張ってね」とか言ってもらえるのは、何だか「キャプテンキャプテン詐欺」のような気がしないでもない。
 まあ、そんな詐欺みたいな理由で放送委員を辞めたんだけどね。

 そんな運動部のキャプテンの数少ない仕事のひとつに、部室裏や体育館裏の見回りや、グラウンド整備というものがある。
 要するに、部活で荒らしたグラウンドや汚した体育館は、各部で責任をもって元通りにしてね、ということ。

 プレハブ部室の裏や体育館の裏は先生達の目の届きにくいところでもある。
 そこでタバコを吸ったりする生徒がいないように見回れよってことでもある。
 ついでに各部は部室裏の草むしりも言いつけられている。放っておくと夏になると虫が湧くからだね。
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