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痴漢脳小説 ~秋津高校サッカー部~
第4章 男子の夏
ある水曜日。松木は見てしまった。
あまりに暑くて作品作りに集中出来ないので、サッカー部の部室にでも行ってみようかと。たまには掃除でもしておいてあげようかと。
そんな軽い気持ちで何となく、部室に足を向けた。
その部室の中。
転校生でサッカー部の中井と、一年生でマネージャーの加藤を。
暑い部室の中、制服の前をはだけさせた半裸の加藤に、中井が抱きついていた。
教師としては注意しなければならない。
しかしどうにも少女の柔らかそうな肌が目に焼きついてしまった。
自分にロリコンの趣味がないことは、松木自身がよく知っている。
四十台も半ばを過ぎた松木は、同年代の妻を持っている。人がいいだけが取り柄のような、お人好しで事なかれ主義の松木に似合う、争いごとを好まない、大人しく控え目な女性だ。松木の生業である書道を自分も趣味として楽しんでくれる、そんな物静かな人。
容姿も十人並みだが、それすらが自分に似合っていると、松木は気に入っている。
だから女子高生に性的な興味を抱いたことはない。
長く教師を務め、いろいろな生徒、いろいろなシーンを見てきた。
中には思わず松木の男性の部分が反応してしまうような、そんな少女の色気を感じる瞬間もあったが、あくまでその瞬間だけだった。
なぜ加藤の肌だけが、こんなに目に焼きついてしまったのだろう?
うだるほど暑い陽気のせいか。
性行為を覗いてしまったせいだろうか。
あまりに暑くて作品作りに集中出来ないので、サッカー部の部室にでも行ってみようかと。たまには掃除でもしておいてあげようかと。
そんな軽い気持ちで何となく、部室に足を向けた。
その部室の中。
転校生でサッカー部の中井と、一年生でマネージャーの加藤を。
暑い部室の中、制服の前をはだけさせた半裸の加藤に、中井が抱きついていた。
教師としては注意しなければならない。
しかしどうにも少女の柔らかそうな肌が目に焼きついてしまった。
自分にロリコンの趣味がないことは、松木自身がよく知っている。
四十台も半ばを過ぎた松木は、同年代の妻を持っている。人がいいだけが取り柄のような、お人好しで事なかれ主義の松木に似合う、争いごとを好まない、大人しく控え目な女性だ。松木の生業である書道を自分も趣味として楽しんでくれる、そんな物静かな人。
容姿も十人並みだが、それすらが自分に似合っていると、松木は気に入っている。
だから女子高生に性的な興味を抱いたことはない。
長く教師を務め、いろいろな生徒、いろいろなシーンを見てきた。
中には思わず松木の男性の部分が反応してしまうような、そんな少女の色気を感じる瞬間もあったが、あくまでその瞬間だけだった。
なぜ加藤の肌だけが、こんなに目に焼きついてしまったのだろう?
うだるほど暑い陽気のせいか。
性行為を覗いてしまったせいだろうか。