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私の可愛い変態ペット
第2章 下僕転校生
艶やかな黒髪。
スラッと背の高いインテリ風。
黒縁の眼鏡がさらにそれを引き立てていた。
「転入試験、成績すごく良かったんだって…」
「なんか…役者らしいよ」
ヒソヒソと早くも噂が飛び交っている。
「ねぇ、転校生くん格好よくない?」
隣の席の綾乃が私の肩を小突いて話しかけてきた。
「……」
けれど私はそれどころではない。
「はじめまして、白川透です。これからどうぞよろしくお願いします」
自己紹介を終えた彼は爽やかに微笑んで会釈した。
嘘でしょ…。
冷や汗が伝う。
「…白川」
あの白川が…?
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