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私の可愛い変態ペット
第2章 下僕転校生
「なになに、知り合いなの柚葉?」
綾乃は高校で出来た友人だ。
何も知らない綾乃が無邪気に問いかけて来る。
過去の友人関係も全部リセットして、下宿までして、家から遠い高校を選んだはずだった。
すべては過去の罪悪感の呪縛から逃れるため。
過去の自分を知らない人たちの中で幼い頃の自分を忘れるためだったのに…。
よりにもよって一番マズイのが転入してきた。
「じゃあみんな、仲良く頼むよ…」
りゅうちゃんの一言にはみんな拍手で応えた。
「白川は…、一番後の空いてる席な」
「はい」
…げぇっ。
私は後ろを振り返る。
そこには昨日までは無かった新しい席が一つ用意されていた。
私の真後ろじゃないか!!
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