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私の可愛い変態ペット
第2章 下僕転校生
うわぁぁ…。
二人っきりだよ…。
気不味すぎる。
しばらく固まっているとガタンと白川が立ち上がった。
「やっと二人っきりになれましたね…」
隣に並ぶと、やっぱり背が高い。
私も女子の中ではそんなに低い方ではないのに。
…目を合わせられない。
「あの日のこと、覚えていますか…?」
項垂れる様に頷くのが精一杯だ。
「あの日、貴女は僕を呼び出した」
謝らなきゃ。
たとえ許されないとしても、謝らなきゃ。
白川が近くに寄る。
「そして何度も僕を打った…」
私はゴクリと唾を呑んだ。
「あれから何度も夢に見るんです。痛くて…、つらくて…、どうしようもない夢を何度も…何度も」
一度目を合わせただけで白川の視線から逃れられない。
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