この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私の可愛い変態ペット
第2章 下僕転校生
嘘…喜んでる?
「だから、それが気持ち悪いんだってば…」
「……はいっ」
嬉しそうに『はい』と返事する白川。
言ってる意味が本当にわかっているのか?
「あはぁ…、ずっと会いたかった。柚葉様ぁ…」
じりじり白川が近寄って来る。
ひぃぃぃ…。
「寄るな変態っ」
「はいっ」
背中にまわる男の人の腕の感触。
ひょいと軽々しく抱え上げられた。
…お、お姫様抱っこ?
『寄るな』って言ったのに、やっぱり言葉を理解していないんじゃないか。
何してくれてんだ!!
顔が近い。
まじまじと見ても信じられない。
あの頃こんな美形だったっけ?
体型や髪型、性格が変わると、人ってこんなに別人に見えるだろうか?
同じなのは黒縁の眼鏡くらいだ。
「…って、何してんの、放せぇ!!」
「…はいっ」
机の上に座らせられる様にして下ろされる。
けれど、そのまま体重を乗せられる。
これってもしかして…、押し倒されてる?
.