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私の可愛い変態ペット
第2章  下僕転校生





三人の演劇部員達はと言えば、なされるままに紙切れを受け取り、そこに視線をおとしている。



「本日お迎えにあがりました…、担当の白川と…あちらが上司の日下部です。何分わたくし研修中でして、上司の監視の下となっておりますがご安心下さい。必ずや地獄までご案内差し上げますので…」



うふっ…


私たちを迎えてくれたポニーテールの先輩が小さく笑った。


そして彼女は楽しそうに呟いた。



「面白い地獄の使者ね…?」



そうか。


先輩のその一言にやっと事態を把握した。


白川は演じているんだ。


部員の人達が突然部室の扉を開けて入って来た私たちを『地獄の門から出てきた地獄の使者』だなんて設定にしたものだから、白川は演じている。


地獄の使者を。


まぁ、地獄が社員雇用制なのかどうか私は知らないけど…。










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